日経平均サマリー（27日午前）

日経平均は続落　アドバンテストなど半導体株が大幅安

　27日の日経平均は続落。前引けは232円安の39699円。米国株安を受けても3桁上昇スタート。ただ、値上がり銘柄数はかなり多い一方で半導体株は弱く、場中の値動きは不安定となった。開始早々には上げ幅を300円超に拡大。しかし、半導体株の下げがかなり大きくなった上に、フジクラ<5803.T>など電線株も大きく崩れたことで、9時台後半にはマイナス圏に沈んだ。値上がり銘柄が多い状態は継続したものの、10時台半ばには下げ幅を広げる展開。200円を超える下落かつ、安値圏で前場を終えた。TOPIXやグロース250は高く始まった後もプラス圏をキープした。

　東証プライムの売買代金は概算で2兆3300億円。業種別ではゴム製品、銀行、陸運などの動きが良い。下落は非鉄金属と電気機器の2業種のみで、鉱業が小幅な上昇にとどまっている。本決算が評価された日置電機<9866.T>が急伸。半面、上述のように半導体株の弱さが目立っており、アドバンテスト<6857.T>が前引け時点で8.2％安と急落している。

日経平均

　39699.76　-232.22

先物

　39740　-200

TOPIX

　2764.66　+13.62