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NYマーケットダイジェスト・1日 株安・金利上昇・ドル下げ渋り

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マーケット速報

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2025.12.02
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NYマーケットダイジェスト・1日 株安・金利上昇・ドル下げ渋り

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(1日終値)

ドル・円相場:1ドル=155.46円(前営業日比▲0.72円)

ユーロ・円相場:1ユーロ=180.49円(▲0.67円)

ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1610ドル(△0.0012ドル)

ダウ工業株30種平均:47289.33ドル(▲427.09ドル)

ナスダック総合株価指数:23275.92(▲89.77)

10年物米国債利回り:4.08%(△0.07%)

WTI原油先物1月限:1バレル=59.32ドル(△0.77ドル)

金先物2月限:1トロイオンス=4274.8ドル(△19.9ドル)


※△はプラス、▲はマイナスを表す。


(主な米経済指標)

       <発表値>   <前回発表値>

11月米製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値

        52.2       51.9

11月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数

        48.2       48.7


※改は改定値を表す。▲はマイナス。


(各市場の動き)

・ドル円は3日続落。植田日銀総裁の発言が手掛かりとなり、今月の金融政策決定会合で日銀が追加利上げに動くとの思惑から円買いが先行した。米国で利下げが進むとの見方も相場の重しとなり、一時154.67円と11月17日以来の安値を更新。ただ、その後は米10年債利回りが4.03%から4.09%台まで上昇したことに伴うドルの買い戻しが入り、155円台半ばまで反発して欧州時間以降の下げ幅をほぼ取り戻した。

 なお、11月米ISM製造業景気指数は48.2と市場予想の49.0をやや下回る結果となったが、相場への影響は限られた。


・ユーロドルは6日続伸。米金利の先安観に対して、明日発表される11月ユーロ圏消費者物価指数(HICP)速報値は欧州中央銀行(ECB)の利下げを促すような結果にはならないとの見方から、欧州勢の参入後は全般にユーロ買い・ドル売りが進んだ。22時過ぎには一時1.1652ドルまで上昇する場面も見られたが、11月13日につけた直近高値の1.1656ドルがレジスタンスとして意識されると買いも一服。その後は米長期金利の上昇とともにドル買い戻しが進み、1.1607ドル付近まで押し戻された。


・ユーロ円は3日続落。22時30分過ぎに180.14円まで下落したものの、その後はドル円の下げ渋りや日経平均先物の上昇などを支えに180.60円前後まで切り返した。もっとも、ユーロドルが失速した影響も同時に受けたため、総じて海外時間は180.40円を挟んだ水準でのもみ合いとなった。


・米国株式市場でダウ工業株30種平均は6営業日ぶりに反落。前週末まで5日続伸した後とあって、利益確定や持ち高調整目的の売りに押された。また、この日の米長期金利が上昇したことも相場の重しとなった。

 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も6営業日ぶりに反落した。


・米国債券相場で長期ゾーンは続落。日本や欧州の債券相場が下落した流れを引き継いだほか、持ち高調整目的の売りも出た。


・原油先物相場は反発。石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」は30日にオンラインで閣僚級会合を開き、日量200万バレルの協調減産を2026年末まで続けるという従来の方針を確認した。自主減産を実施していたサウジやイラクなどの有志国も、来年1-3月期の増産停止を確かめた。産油国の足並みが揃ったことを受けて相場は底堅く推移し、一時60ドル手前まで上昇した。


・金先物相場は6日続伸。週明けに売り戻しが先行した米株を眺めてリスク回避資産とされる金に資金が向かい、一時4300ドル手前まで強含んだ。もっともその後に米10年債利回りが上昇すると、金利が付かない金は利益確定売りに押されて上げ幅を縮めた。


(岩間)


DZHフィナンシャルリサーチ提供: 2025.12.02

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